キメラについて語ってみたりしようか
 −偽総研的幻獣辞典第二夜−

 

 


ヘシオドスによるとキメラってのは

「頭が三つあり1つが獅子、1つが、1つが山羊で尻尾が
 魔獣で、口からを吐き人々に害をなす存在」

ということだが、どうやらこれはある火山の近辺にライオンと
山羊と蛇が住んでいてこいつらが悪さをするという話がごっちゃに
なったせいで生まれた妄想上の生き物な訳だ。

「老いたる獅子、獲物を取れず死す」
というヘブライ語聖書の一説をギリシャ語に訳し損ね
「蟻獅子、獲物を取れず死す」
という訳になってしまったあげく生まれた、妄想上の生物ミルメコレオ
の生まれと何らかわりゃしない。

まあそんなわけで、人間の妄想が生んだ化け物は否定されるわけで。
がしかし、その科学は今や明らかに怪物を生み出せる
作ろうと思えばだけどな、作ろうと思えば、あくまでも。

胚融合なんて技術を使ったら理論上はキメラですら作れるだろう。
あ、やっぱ無理。ドラゴンいないから。
え、コモドドラゴンの頭もってこいって?何ちゅうことを。
角ないし火も吐けないじゃん

胚融合より、胚の細胞誘導して作ったほうが良いかもしれんが。
さすがにミルメコレオは難しそうだが。ちっさいやつ作るか?

それ以外で合成生物って言ったらケルベロス系とかかな。
ケルベロスにしろオルトロスにしろ、頭が複数あるでかいわんこだし。

ヤマタノオロチなんてのも大蛇×8が胴体でつながってるだけだし。
ヤマタノオロチは中国地方の北の8つの川ではないかという説もある。

ところでヤマタノオロチに首の付け根の叉が八つあるなら、頭は九つ
必要じゃないかと某国民的人気漫画の主人公の某めがね少年
突っ込んでいたが、ループ状であるなら8本で十分だぞの○太少年よ。
(しかし実は賢いなの○太少年は)

それはさておき。
前に細胞合成による生物について語ってみたことがある。
一卵性双生児であれば、時期にもよるがわりと簡単にケルベロスみたいな
存在を作り出すことも可能だ。

自然に生まれた場合シャム双生児と言われるが。
伝説上の怪物の中にエティンという怪物がいるが、首が複数あるなど
ひょっとしたらそうした存在だったのかも知れぬ。

双頭の蛇ってのもしばしば生まれるが、下手したら頭同士で
殺し合い
を始めてしまう。ヤマタノオロチはよく喧嘩しなかったな。

ロシア科学アカデミーでは双頭の犬を作ったりしてたが、
オルトロスでも作るつもりだったのかいな。

オルトロスにしろエティンにしろ、そういう存在が自然に生まれて、
それを見た人間が伝説として残したのかもしれない

 

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